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ガス工の仕事内容

ガス工

ガス設備の設置や撤去、ガス管の配管、ガス栓の増設など、ガスに関する工事を行う技術者です。

都市ガスとLPガス

建物や屋外の施設でガスを安全に使えるようにするのがガス工です。
ちなみに、一般的に家庭で使われているガスは2種類あります。地中に埋められたガス管で供給される都市ガスと、各住宅にボンベを設置して供給されるLPガスです。

都市ガスはメタンが主な成分で、海外から輸入される液化天然ガス(LNG)が大半を占めています。地域のガス工事業者や、自治体の地方公営企業が工事サービス業務を行ないます。

LPガスはプロパン、ブタンが主成分の液化石油ガス(LPG)で、これも大半が海外からの輸入に頼っています。一般の企業や商店などが窓口となってボンベの供給、工事サービス業務を行なっています。

さて、ガス工は主に、ガス会社が設置したガス管から施設内へガスを引っ張ってくる工事、施設内でガスを使うことのできるようにするガス管の設置、給湯器やガスコンロなど、ガスを燃料として使う器具の設置、ガス管をはじめとするガス工作物の維持や運用を行います。ガス工作物とは、一般家庭で使われる燃料ガスの製造から供給までに関わる設備の総称で、ガス供給のために施設するガス発生設備、ガスホルダー、ガス精製設備、排送機、圧送機、整圧器、導管、受電設備などのことです。

ガスを運び、使えるように

代表的なガス工事と言えばガス内管工事とガス機器設置工事と言えます。
ガス内管工事は、道路面と敷地の境界線から敷地内の各ガス栓までの配管を行うガス工事のことで、多くのガス会社が採用している工法がフレキシブル配管工法です。ここで使われるガス用ステンレス鋼フレキシブル管は従来の鋼管より軽量で柔軟性が優れ、施工が容易です。また、配管の途中に接続部を設けなくても長く延長でき、保安性能、施工能率が高いのが特長です。さらに、既設のガス管からの分岐も容易で、簡単にガス栓を増設できます。主に壁内、天井裏、床下などに配管するので、外から見えず、耐震性、耐腐食性もあります。

ちなみに、ガスの供給所から各住宅まで送る都市ガスの管を導管と言い、この配管などを行う工事をガス導管工事と言います。

ガス機器設置工事はガスコンロ、給湯器、床暖房などの機器を設置する工事です。ガス機器には安全性の確保のため、法律や団体などによって設置基準が定められていて、ガス機器の設置はそれらの基準を遵守する資格者が行うことになっています。

ガス工事にはこの他、ガス栓の新設や増設を行うガス栓工事があります。増設では、既存のガス栓を使用して、簡単にガス栓を増やせるパルートフレキ工法が普及しています。

安全なガス工事のための資格

ガス工事は施工者に専門的な知識や技術が伴わないと火災・事故にもなりかねません。安全にガス工事を行うために注意しなければいけないことが多く、ガス工事に関連した資格は多岐にわたります。その主なものを紹介します。

内管工事士

日本ガス協会による資格で、ガスの内管工事に関する施工技量が一定水準だと確認できた技術者に付与される資格制度です。資格保有者は「現場の作業責任者」として活躍できる「内管工事のエキスパート」だと言えます。大規模集合住宅や商業用建築物などの新設工事を対象とした第1種、戸建て住宅や小規模集合住宅などの新設工事を対象とした第2種、燃焼機器の取り替えなどに伴うフレキ管による軽微な増設・変更工事を対象とした第3種があります。

簡易内管施工士

都市ガスによるガス機器の移設・設置工事などに伴うガス栓の増設や位置替えができる資格です。

配管技能士

ガス管だけではなく、水管、排水管、空気清浄装置や冷暖房の換気設備なども含めた建築物の配管工事を行う技能を認定する国家資格。技能検定試験には「建築配管作業」と、製鉄所や化学工場、食品工場などで使われる「プラント配管作業」があり、それぞれ1級~3級があります。

ガス主任技術者

一般家庭の燃料ガスの製造から供給までを取り扱うための、ガス事業法に基づく国家資格。ガス会社に勤務し、ガス工作物の工事や整備・維持、安全性を確保するための保安・指導を行います。

液化石油ガス整備士

プロパンガス、ブタンガスなどを液化した液化石油ガス(LPガス)の供給設備、消費設備の設置工事や変更工事などを行うための国家資格。LPガスの供給事業を行う企業の工事員や販売員として、硬質管相互の接続、調整器やガスメータと硬質管との接続、これらの点検などの作業を行います。

ガス機器設置スペシャリスト

ガス機器の設置工事に必要な高度な知識・技能を持っていると証明する資格。消費者に対して「安心・便利なガス機器の提供」「適正な設置工事」「快適に使ってもらうための使用説明」を行います。

ガス可とう管接続工事監督者

ねじ接続の強化ガスホース、自由に曲げられる金属可とう管を用いてガス機器とガス栓を接続する工事に必要な資格です。

ガス消費機器設置工事監督者

特定ガス消費機器の設置や変更の工事の施工、および監督ができる国家資格。特定ガス消費機器とは、構造や使用の状況などから見て、設置方法や工事ミスにより災害発生の恐れが多いガス風呂釜、ガス湯沸かし器、ガス機器の排気筒及び排気用送風機などのことです。