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屋根葦工の仕事内容

屋根葦工

屋根材を加工し、屋根に敷き詰め、固定する専門職のことです。

屋根のプロフェッショナル

屋根葺工は、現代的に言うと屋根工事に従事する者で、屋根職人、屋根屋とも呼ばれます。そもそも「葺く」とは「屋根を覆う」という意味。覆う素材としては、今は瓦、スレート、金属、セメントが主流となっています。取り扱う屋根材が専門化していると、瓦なら瓦葺工(瓦葺職人)、スレート材ならスレート職人などと細分化されます。また、新築の屋根葺きだけではなく、既存の建物の屋根の葺き替えなども行います。

屋根の葺き替え工事では、まず瓦などの既存屋根材の撤去を行います。取り外した瓦は重ねて整理し、落下しないように注意しながら順番に降ろしていきます。

葺き替えの多くは古い建物で行いますが、その場合、屋根材を撤去すると葺き土が見えてきます。葺き土とは粘度の高い土のことで、屋根材が滑り落ちないために敷いてあるものです。葺き替えではこれも除去します。たまに、この葺き土に鳥などが巣を作っていることもありますが、これも除去します。

葺き土の下には野地板が敷かれています。野地板は屋根本体を保持するための屋根下地で、これも経年劣化するので、傷みや破損を補修し、補強のために新しい野地板を張り増しします。破損が激しいようであれば、新しい野地板に張り替えます。

次に防水シートを敷設します。これはルーフィングシート、下葺き材とも言われ、その目的から一般的には防水シートと呼ばれています。
ちなみに、防水シートの素材はさまざまありますが、主流はアスファルトでした。ただ、アスファルトは高温に弱く、そのためこれに合成樹脂などの成分を加えた改質アスファルトもよく使われるようになりました。中でも今は、ゴムの成分を加えたゴムアスファルトが主流になっています。
防水シートを設置したら、いよいよ新しい屋根材を設置します。屋根材にもはスレート、金属、セメントなどいろいろな素材、銘柄があり、それぞれ工法も違います。もともとは瓦屋根だったものを、葺き替えを機会に他の素材に変えることもできます。最後仕上げとして棟芯木、棟瓦、棟板金などの設置を行います。

屋根工事の種類

屋根葦工は葺き替え工事のほか、屋根カバー工法、屋根塗装・外壁塗装、漆喰工事、棟板金工事、雨樋工事なども行います。

屋根カバー工法

既存の屋根の上に新しい新しい屋根を乗せるリフォーム工法で、重ね葺きとも言います。屋根のリフォームとしては工費を抑えることができますが、軽量素材を使うとは言え屋根全体は重くなります。

屋根塗装・外壁塗装

見栄えを良くして耐久性を高めるために行います。これを専門とする業者もあります。

漆喰工事

漆喰は石灰を主成分とした建築材料で、瓦を固定したり、瓦と瓦の隙間を埋めるのに使われます。経年劣化するので、詰め直しなどの工事を行います。

棟板金工事

棟板金は、屋根と屋根の面が合わさる接合部分を覆って雨水の浸入を防ぎ、屋根材を固定する金属のことです。台風など強風で飛ばされたり、変形することがあるので、修理したり、交換します。

雨樋工事

屋根の雨水を集め、地上や下水に排水させるのが雨樋です。雨樋がないと外壁を雨水が直接流れ、汚れたり、劣化を早めてしまいます。雨樋は強風や積雪などで破損したり、落ち葉や土埃で詰まってしまうこともあるので、修理や交換が必要になります。

瓦屋根を支える職人技

屋根葺工の資格として「かわらぶき技能士」「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」などがあります。 瓦は焼き物なので、すべて同一規格で作るのは困難です。状況に応じて現場で加工することも必要で、そのため瓦という素材の性質を熟知したプロフェッショナルが必要となります。特に伝統の和瓦を扱うには高度な施工技術が必要で、それができるのが瓦葺職人です。 この瓦葺職人の国家資格が「かわらぶき技能士」です。瓦葺きに関する技術・知識を習得していることを示すもので、1級と2級があります。

一方、瓦屋根工事技士は瓦屋根工事の管理者の資格で、職長や事業主に求められるものです。構法・設計・施工・品質管理など幅広い知識を取得していることを示します。

瓦屋根診断技士は、屋根診断の技能、知識、経験を持ち合わせていることを示す国家資格で、取得にはかわらぶき技能士、瓦屋根工事技士の両方の資格を保持している必要があります。
また、金属屋根工事の専門技術者の民間資格に「金属屋根工事技士」があります。